2010/2/2(火)「セットから見るテレビ番組〜「テレビ美術」研究の可能性〜」のお知らせ
下記の要領で研究会を開催します。興味のある方は奮ってご参加ください(丹羽美之)。
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日本マス・コミュニケーション学会 放送部会研究会
テーマ:セットから見るテレビ番組〜「テレビ美術」研究の可能性〜
日時:2010年2月2日(火) 18:00-20:00
場所:東京大学本郷キャンパス 工学部2号館 9階93B教室
問題提起者:廣谷鏡子(NHK放送文化研究所)、米倉律(NHK放送文化研究所)
討論者:長谷正人(早稲田大学)
司会:丹羽美之(東京大学)
概要:
ドラマやバラエティから、ニュースや報道番組、教養番組や教育番組にいたるまで、テレビ番組には様々な大道具、小道具、衣装、メイクなどが使われている。これらの「テレビ美術」は、映像表現としてのテレビ番組に様々な形でリアリティや臨場感、説得力や信頼性を付与し、テレビ番組を演出する上で、重要な役割を果たしてきた。
しかし、出演者の背後や周辺に配置されるこれらの「テレビ美術」は、これまでほとんど研究の対象にされてこなかった。アメリカのテレビ研究者リン・スピーゲルは近著、TV by Design: Modern Art and the Rise of Network Television(The University of Chicago Press, 2009)で、「テレビ美術がメディア史や文化史の研究対象として顧みられてこなかったことは『不思議』であり、テレビ文化と美術の世界との関係性に関する理解を修正していく必要がある」と指摘している(廣谷鏡子・米倉律「“テレビ美術”研究への視座とアプローチ」『放送研究と調査』2009年6月号、p.83)。
この研究会では、テレビ番組の脇役としてこれまでほとんど顧みられてこなかった「テレビ美術」の意味や意義について改めて考え直してみたい。そもそも「テレビ美術」とは何か?なぜいま「テレビ美術」研究なのか?「テレビ美術」研究の方法とはどのようなものか?「テレビ美術」研究から一体何が見えてくるのだろうか?
まず、新たに「テレビ美術」研究に取り組みはじめたNHK放送文化研究所の廣谷鏡子氏と米倉律氏に、「テレビ美術」研究の現状と課題について、問題提起をしていただく。また、セット空間や演出の観点からテレビ・ドラマの再読を試みている早稲田大学の長谷正人氏に、いま「テレビ美術」について考える意義や可能性について論じてもらう。放送文化や放送ジャーナリズムに関心のある方々はもちろんのこと、モダンアートやデザイン史などに興味のある方々にも広く参加を呼びかけ、テレビ研究に新しい角度から光を当ててみたい。